



✍️ この記事を書いた人
福祉グッズ探偵 TOCHI
- 福祉用具専門相談員
- 福祉用具プランナー
- 住環境コーディネーター2級
- おむつフィッター2級
福祉用具の現場で17年、のべ1万件以上のご相談に向き合ってきました。介護靴や歩行補助用品だけでなく、手すり・住まいの安全対策・排泄ケアまで、ご家庭で本当に役立つ福祉用具選びをお手伝いしてきました。
「親のために何を選べばいいか分からない」
そんなご家族の不安に寄り添い、カタログには載らない現場の本音を分かりやすくお伝えします。
📑 目次(タップで開閉)
結論:介護靴とリハビリシューズの違いは「名前」ではなく「目的」にある
先に言っておくと、「介護靴」と「リハビリシューズ」に、法律や制度ではっきり決まった区別があるわけではないんだ。お店やメーカーが、使う目的に合わせて呼び分けていることが多いのさ。
だから迷ったら、名前ではなく「何のために履くか(目的)」で考えるとスッキリする。ざっくり分けるとこうなるぞ。
📊 介護靴とリハビリシューズの違い(早わかり)
🤔 迷ったら、まずはこの2タイプから確認
日常使いならダブルマジックⅢ、リハビリや病院用ならVステップ06が候補になります。親御さんの歩き方や使用場面に合わせて、サイズ・在庫を確認してみてください。
AmazonでダブルマジックⅢを見るAmazonでVステップ06を見る介護靴(シニアシューズ):日常の生活を「快適・安全」にするための靴
普段の外出・通院・施設での生活で、無理なく履けて、つまずきにくいことを重視した靴。脱ぎ履きのしやすさや、軽さ、見た目のなじみやすさも大切にされている。
リハビリシューズ:機能訓練で「歩く力を引き出す」ための靴
平行棒やマシンを使った歩行練習で、足首やかかとをしっかり支え、正しい動きをサポートすることを重視した靴。日常用より“支える構造”がしっかりしている傾向があるんだな。
ここをチェック!リハビリ現場で専門家が注目している靴の共通構造
デザインの違いに見えても、リハビリの現場で専門家が見ているのは“足元を支える構造”なんだ。17年見てきた中で、特に大事な3点を挙げるぞ。

① かかとを支える「芯(ヒールカウンター)」の構造
かかとを包む“芯”のことだ。ここがしっかりしていると、かかとが左右にブレにくく、足首が安定する。歩き出しの一歩がぐらつきにくくなるんだな。手で押してみて、簡単につぶれないものが目安だ。
② 床を蹴り出すときにねじれにくい「靴底(ソール)」
床を蹴るときにねじれにくい靴底かどうか。やわらかければ良いわけじゃない。柔らかすぎる靴底は、すり足ぎみの方だと、かえってつまずきやすくなることがある。適度な硬さと、つま先の返りのバランスが大事さ。
③ 足の甲をしっかり固定できる「マジックベルト」の有無
足の甲を留めるマジックベルトがあると、むくみや甲の厚みに合わせて調整でき、靴の中で足が泳がない。脱ぎ履きもしやすく、介助する家族にもやさしい構造なんだな。
📝 TOCHIメモ
「リハビリ用」と書いていない靴でも、この3つ(かかとの芯・ねじれにくい靴底・甲のベルト)がしっかりしていれば、歩行の支えになることは多いです。逆に、見た目が立派でもかかとがフニャッとつぶれる靴は、現場では少し心配になります。名前より“構造”を見てあげてください。
我が家はどっち?親の「いまの歩行レベル」に合わせた選び方
「結局うちの親はどっち?」——それは、いまの歩行レベルで考えるのがいちばんだ。無理に決めず、今の様子に合わせよう。

【日常の介護靴が向いている方】
自力である程度安定して歩ける方。デイサービスへは「入浴・おしゃべり・レクリエーション」が主な目的で行く——そんな場合は、快適さ・履きやすさを重視した日常の介護靴が向いていることが多い。
【リハビリ用が向いている方】
退院直後などで、デイサービスや施設で平行棒やマシンを使った機能訓練・歩行練習にしっかり取り組む方。この場合は、かかと・足首を支える構造がしっかりした靴を選んでおくと安心だ。
【目的別】自宅でじっくり選びやすい名作介護・リハビリシューズ4選
ここからは、目的別に特徴の違う4足を紹介するぞ。同じタイプを並べても選べないからな。自宅でじっくり試せるよう、通販で手に入りやすいものを中心にした。
① あゆみ ダブルマジックⅢ(徳武産業)
甲が大きく開き、足の腫れやむくみにも柔軟に合わせやすい定番モデル。脱ぎ履きしやすく、まずは無難に選びたい方の有力候補だ。詳しくはダブルマジックⅢ 詳細レビューへ。
AmazonでダブルマジックⅢを見る② 快歩主義 L011(アサヒシューズ)
つまずきを予防しやすい独自のソール設計が特徴。自力歩行の機会を増やしたい方や、上品なデザインを好む女性に検討されることが多い一足だ。
Amazonで快歩主義L011を見る③ あゆみ 瞬感スポッと(徳武産業)
手を使わず、立ったまま履きやすいスニーカー型。比較的アクティブに動けるシニアに向いている。見た目もスニーカーに近く、お出かけにもなじみやすい。詳しくは瞬感スポッと 詳細レビューへ。
Amazonで瞬感スポッとを見る④ ムーンスター Vステップ 06(ムーンスター)
こちらは一般向けというより「専門ニーズ向け」のモデル。装具や麻痺がある方の靴選びで候補に挙がることがある、専門性の高い一足だ。病院やリハビリの現場で相談されるケースもあり、足元をしっかり支えたい方に検討されている。
AmazonでVステップ06を見る【失敗を防ぐ】リハビリシューズをネット通販で賢く揃えるステップ
ネット通販を使うときは、サイズやワイズの選択で迷うことが多い。だから、返品条件を事前に確認できて、比較検討しやすい商品を選ぶと、失敗を減らしやすい。どこで買うか迷ったら介護シューズの取扱店・購入ルート比較を見てくれ。
そして、買う前に押さえたいのがサイズとワイズ(幅)。ワイズ完全ガイドと正しいサイズ選びと足の測り方を先に読んでおくと、ネット注文の精度がぐっと上がるぞ。
【Q&A】リハビリ用の靴に関するよくある疑問
Q. 病院の売店で売っている簡易的なスリッパ型の靴でもいい?
売店で扱っている靴の中には、院内の移動を主な目的とした簡易的な上履きもあるんだ。退院後の本格的な歩行リハビリには、かかとのホールド感が足りない場合があるので、用途を確認しておきたい。長く歩く・外を歩くなら、かかとを支える構造のものを選ぶと安心だ。
Q. 介護靴の購入は介護保険の支給対象になりますか?
一般的な介護靴やリハビリシューズは、福祉用具購入や住宅改修の支給対象外(全額自己負担)になることが多いんだ。だからこそ、事前のサイズ・ワイズ確認で慎重に選んで、買い直しを減らすことが大切さ。
福祉グッズ探偵事務所 鑑定結果

福祉グッズ探偵事務所 鑑定結果
- 調査ポイント:「介護靴」と「リハビリ靴」に厳密な区別はない。選ぶ基準は名前より目的。
- 見るべき構造:かかとの芯・ねじれにくい靴底・甲のマジックベルトの3つ。
- 選び方:親の“いまの歩行レベル”に合わせる。迷ったら、かかとを支える構造のものを。
TOCHIの判定:介護靴とリハビリシューズ、迷ったら、まずは親御さんの「かかと」をやさしく支えてくれる構造のものを選ぼう。返品条件などを事前に確認したうえで、自宅で焦らず試着してみる——それが、体力的にも無理のない近道なんだな。
親御さんの「いまの歩行レベル」に合う一足が見えてきたら、サイズ・ワイズ・在庫を確認してみてください。返品条件を事前に確認しておくと、自宅でじっくり試せます。
AmazonでダブルマジックⅢを見るまとめ



